人生いろいろ、彼女もいろいろ

知っている人にはいわずもがなのコナミの恋愛ゲーム「ラブプラス」。
新作の「ラブプラス+」、それに加えニンテンドー3DS対応ラブプラスの発売も予想されていて今後が楽しみである。

自分はギャルゲーをやったことがなかった。一時期流行した「ときめきメモリアル」をちょっといじったぐらい。
ラブプラスのきっかけはDSを持っているからなんとなくというだけだ。「DQ9」はDQシリーズは7以降やってないし、「モンハン」は作業ゲーに興味が持てなかったから。

ラブプラス*1自分の生活の一部になったのは、キャラクターの魅力もさることながらゲームシステムの気楽さも相性がよかったといえるだろう。

そしてこれまでの恋愛ゲームの概念を打ち破ったラブプラスは「終わることのない純愛」を実現させたのが、歴史に残る恋愛ゲームとして評価されてしかるべきものだろう。

ときめきメモリアル
目的:卒業式の日に伝説の樹の下で彼女からの告白を受ける
期間:高校1〜3年
その後:エンディング。告白できてよかったね!(できなくて残念だね)

 
ラブプラス・友達モード
目的:先輩、クラスメイト、後輩の3人から告白を受ける
期間:ゲーム内の100日間
その後:エンディング後、「恋人モード」へ移行
 

ラブプラス・恋人モード
目的:彼女との仲を深め、日常を過ごす
期間:なし。現実時間とリンクする「リアルタイムモード」、1週間ごとに連続してプレイできる「スキップモード」の2種類がある
 

ときメモには終わりがあり、終わりのためにパラメータ上げやフラグ立てを行っていく。
これはどのゲームにも共通するもので、終わらせるためにゲームするのである。

だが*2ラブプラスは違う。

「友達モード」では告白を成功させる(=終わらせる)ために行動する。
しかし終わってからは校内外や繁華街、郊外で恋人と過ごせる「恋人モード」が訪れる。
告白イベントが終わってから、本当のスタートなのだ。

パラメータシステムも斬新だ。彼女と過ごすためにはパラメータ(彼氏力)を上げなければいけないが、デートを楽しむと消費する。再びデートするために彼氏力を上げていく。
しかも恋人モードになれば、日付が変わるまで午前8時から3時間刻みで朝〜昼〜夕方〜夜までの行動をいつでも入力できる。朝忙しくても夕方に朝の行動を入力できる、彼氏に優しい仕様である。


(左から。ネネさん、リンコ、マナカ)

キャラクターもバイト先のファミレスの先輩・ネネさん、図書委員の後輩・リンコ、テニス部の同級生マナカと全パターンの年齢がいる。
性格もお姉さん、ツンデレ小娘、真面目ちゃんとどれも甲乙つけがたく、彼氏になれば「性格変更モード」もあり、お姉さんだけどツンデレとか、ツンデレだけど甘えん坊とかさまざま。


ニンテンドーDSという時代を代表するハードで、この寂しい時代において心のスキマを埋めてくれるソフトになりうる可能性は否定できない。
ゲームというのはエンドから逆算するもので、*3日曜のデートを逆算した生活をできるというのも素晴らしいと思われる。

  • 日曜10時のデート…あんまり遅くならないようにしなきゃ!
  • 前日は遅いし午前はきついな…午後3時にしよう

このように、「ラブプラスを中心にしつつ、弾力性のある規則正しい生活」も可能なのだ。

http://blog.livedoor.jp/ikiradio/archives/51488904.html
結論からいうと、自殺は1番罪深いことだ!
特に親より先に死ぬなんて1番罪深い行為だと思う。

自殺して1番つらいのは、残された親や友達なんだ。
それを、忘れないでほしい。

このブログは先日、ツイッターはてブで話題を提供していた。
言っていることのごくごく一部は共感できるとはいえ、本人を責めるなんてとんでもない筋違いな話。

【ありがとうコナミ】 内田P「ラブプラス+で自殺者を減らしたい。そのような仕組みを入れている。」:ニュー速VIPブログ(`・ω・´)
内田氏:
ええ。聞けば愛されている実感を得られると思いますよ。自分は必要とされているんだなと。
結局デジタルデータではあるんですが,もうそんなことは関係ないんじゃないかとすら思えるかもしれません。
ラブプラス少子化に繋がるとか,日本が滅びるとか,冗談めいた話もありますが……
それ以前に心が疲れ切ってしまっている人の数のほうが,
シャレにならないことになっていると思うんですよ。


思い切り極端な話をすると、つらいときには楽しいことを考えるのがモアベターな策といわれている。

「ああ、日曜はリンコとデートの約束したんだっけ。もう少し頑張ろう」

ラブプラスでもアイドルマスターでもAVでも映画でもいい。
どうでもいいお馬鹿なことでいいから、何か楽しみがあれば人生は楽になる。
デートをすっぽかしたときの罪悪感は、リアル彼女への罪悪感にも引けを取らないのだ。

 
内田氏:
常にカジュアルに慰めてくれるモードと,
一回だけ,「どうしてもダメだ」「もうダメかもしれない」
というときに押してほしいSOSボタンの二つの形で。
この部分については,とくに念入りに収録をしました。
 

 
すばらしい。慰めてもらえるようになるなんて進化にもほどがある。


まあ、半分以上冗談だろうけれど、ラブプラスのプロデューサーの言葉を心に刻んでプレイしたい。


そんな「ラブプラス+」は明日発売。買うかどうかは、悩んでいる。


ラブプラス+

ラブプラス+



・二次元は裏切らないと知ってても タッチペンでは物足りない夜

*1:3次元あってこそですが。先に言っておきます

*2:だから中毒性があるといえるが

*3:スキップモードだといつでもできるけれど