参加したよ!「アニメ映画ベストテン」

2014-10-31
すっかりはてなダイアリーから遠ざかったわたくし、これぐらいは参加しないと。リハビリリハビリ。
以前のランキングもそうなのですが、やっぱり「ベストは王道、王道はベタな殿堂」なわけで。なので今回は王道は少し下げて個人的に大好きなものに、と思ったら1位は「WALL−E」だったでござる。

1.ウォーリー(WALL−E) (2008年、アンドリュー・スタントン)
2.老人Z (1991年、北久保弘之)
3.ヒックとドラゴン(2010年、ディーン・デュボア、クリス・サンダース)
4.おまえうまそうだな (2010年、藤森雅也)
5.レミーのおいしいレストラン (2007年、ブラッド・バード、ヤン・ピンカヴァ)
6.魔女の宅急便(1989年、宮崎駿)
7.塔の上のラプンツェル(2010年、ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード)
8.機動警察パトレイバー2 the Movie (1993年、押井守)
9.風の谷のナウシカ (1984年、宮崎駿)
10.新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年、庵野秀明)

1.ウォーリー(WALL−E)
ウォークマンとiPodのラブストーリー」と置き換えて見ると趣深い。個人的にはゼロ年代最高のラブストーリー。
2.老人Z
寝たきり老人が最新型介護ロボのモニターに選ばれ、というストーリー。初めて見たアニメ映画はドラゴンボール劇場版、初めて記憶に残ったアニメ映画はこれ。大友克洋監督じゃなかったんだね。
3.ヒックとドラゴン
伝説の存在しないアメリカから生まれた、スターウォーズに並ぶ伝説の物語。
4.おまえうまそうだな
草食恐竜に育てられた肉食恐竜が、ひょんなことから草食恐竜を育てる物語。児童より大人向けの感動作。原作の絵本も面白い。
5.レミーのおいしいレストラン
ピクサーはひとつでいいんだけど、料理がおいしそうでパンフのレシピが印象深いので。実際に魚のポワレを作ってみたらおいしかった。
6.魔女の宅急便
ジブリはひとつでいいんだけど、料理がおいしそうで。実際にニシンパイを作ってみたら見た目がグロかった。
7.塔の上のラプンツェル
ディズニーの本気の下ネタ。マキシマス!(フル勃起!)と主人公が馬の名前を連呼するのがツボ。
8.機動警察パトレイバー2 the Movie
9.風の谷のナウシカ
パトレイバーナウシカは殿堂入りだけどやっぱり外せないよね、という。王道は殿堂であるというマイルールに従ってノミネート。70年代生まれにとって切り離せないし。パトレイバーは1か2か悩んだけど何となく2で。
10.新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
最終話の腑に落ちないところを焼き直し。テレビシリーズの直後に「舞い降りる量産型エヴァ」「量産型と2号機の戦い」「量産型に喰われる2号機」を映像化したんだぜ!? どうでもいいけど、もしワーストがあれば新劇3作でワースト3位を占めてます。



なーんか、なーんか、何か、ベタベタなチョイス。でも、ベストってそういうものだしなあ。ぱっと浮かんだ5作品の順番通りにランクイン。あとの5本はなんとなくの順番で順不同でもよいかも。万人向けのみ・俺しか知らないランキングの両方を混ぜると結局こうなるような。

アナログ時代の80〜90年代、ネット黎明期のゼロ年代、ネット全盛期の10年代。全部知る世代の自分にとって、普通の映画よりアニメのほうが「時代を映す鏡」なのかな、と。その中において、ネットのネの字もない90年代の「老人Z」「パトレイバー2」という未来を先取りした2作品は、作者の先見の明を特に思いますね。
老人Zは先日問題になったほぼ軟禁状態の「介護マンション」問題に通ずるものがあるし、パトレイバー劇場版はネットの概念を先取りしていて、むしろ現代よりも現代らしい作品かも。
サマーウォーズも浮かんだのだけど、ベストというより「アニメ映画で最近見た」くくりで、オタクっぽいのが好きじゃないので除外。
エヴァはTVシリーズをリアルタイムで見ていて、毎週水曜日に部活が休みだったので学校が終わったら即帰宅してたぐらい。内容に賛否両論あれど、あの97年当時に、あの映像を劇場を見せられて印象に残らないわけがない。最後の「きもちわるい」すら、テレビシリーズの焼き直しと考えたらアリかなと思うし。いま見たらチャチでショボいんだろうけどね。