ケツドゥンドゥン!ニトロドゥンドゥン!パンチもドゥン!(映画「ワイルドスピードMEGA MAX」IMAX版)

☆×4

※さらっとネタバレしてます

パーティーはこれからだぜウヒャッハー!(byマクレーン刑事)

個人的には「グリーン・ホーネット」「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に続く作品。

2時間楽しんだら何も残らない!

あらすじ
前作「ワイルドスピードMAX」で懲役刑を食らい、護送車で刑務所に送られるドミニク(ドム、ヴィン・ディーゼル)を救い出しお尋ね者となったブライアン(ポール・ウォーカー)とミア(ジョーダナ・ブリュースター)。
ブラジルに逃亡していた彼らは本物の自由を得るため、 リオの麻薬王レイエスの100億ドルを狙う。

基本「ウーファーとケツどぅんどぅん、車どっかんどっかん、ニトロでどんどん、殴り合いボカスカ」で一貫されているシリーズ。最新作かつ集大成の今作でも踏襲されている。

冒頭の脱獄シーンは前作「ワイルドスピードMAX」のラストでおさらいしたのち、即ブラジルへ。相変わらず抜けているブライアンと自信満々なのに計画はずさんなドム。クルマを盗むだけのはずがレイエスの麻薬取引情報がこんもり積まれたクルマで、ブライアンは何も気づかないがドムはケダモノの勘で気づくのも何だか2人らしいし、イケメンなのにやってることは抜け作なブライアンが可愛くて仕方ない。


(ドムより犯罪者顔!)


何より見所はロック様akaドウェイン・ジョンソンだろう。あんないかつい捜査官いねぇよ!と思いつつ観賞していると、米国の特殊捜査官がブラジルでギャング大量虐殺するわ発砲にためらいがないわやっぱロック様だよね!という。
ヴィン様とのオシャレハゲ筋肉ダルマ対決はサンダvsガメラばりの肉弾戦だし、「無実かどうか知らん。捕まえるだけだ」のはずが協力して最後には「仲間のカタキだこのゴミが!」とさっくりレイエス射殺とか…「ファースター 怒りの銃弾」より過激!


今作、もっとも力を入れられたであろうシーンはラストの金庫市中引き回し街破壊刑と想像に難くない。ごろんごろん転がる金庫、砕け散るビル、ぶっ飛ばされるパトカー…シリーズ史上最高の被害はiMAXで見ると迫力満点でドゥンドゥンしてしまう。
あと勝手な妄想だけど、ジャスティンって3作目の「ワイルドスピード 童貞ドリフト」*1が好きなんじゃないかな? ドリフトに力入れてるし。そうでもないと金庫を盗む計画があそこまでずさんになるとかないような。

当初の計画は「警察署の地下駐車場監視カメラを超ドリフトでかわし、壁に穴あけてジゼルがうまいことコピーした掌紋で扉を開けて中身をいただく」。軒並みドリフト練習に失敗する中、ハンがついに成功させジゼルのハートも盗むわけで、でもこれをハンが失敗するとジゼルフラグも折れるので成功させるしかない。でも成功させると市中引き回しができなくなる。

勝手な妄想

製作 「金庫を市中引き回しで街破壊とかカッコよくねぇ?」

監督 「警察署地下ドリフトしたいな。成功するとできないですよね」

製作 「じゃあアクシデントで強行突破するしかねぇ!でいいじゃん」

監督 「それだ!」

※製作=ヴィン様

そうでもないと特訓シーンと引き回しの比重に違いがなさすぎて…と。あそこまで時間をかけたくせに、発信器を逆手に取られてロック様に捕獲されるなんて間抜けもいいとこで。元から引き回しがあって監督がドリフトを入れたのかもですが。

あとはあれですね。ウーファードゥンドゥンにケツぷりんぷりんのお約束シーン。


(ザック・スナイダーは「サッカーパンチ」で脚フェチと分かった。ジャスティン・リンてケツフェチでしょ?)

中南米系のケツ最高! おっぱいなんていらんかったんや!

といわんばかりにケツをねぶり回すゲスなカメラワークと無駄に長い音楽シーンには感動いたしました


「走ることが自由じゃない」という製作者akaヴィン様の若干説教臭いセリフもあり、次はどんな作りになることやら。もうひとつのお約束、レースでクルマを奪うシーンが省略されているのは、6作目では筋肉ダルマ対決ULTRA MAXがあるよ!ということでクルマから殴り合いにシフトするってことでいいんですよね?


映画×短歌

ケツがドゥン!ニトロでドッカン!殴り合い!それだけあれば大満足です

*1:正式には「TOKYO DRIFT」。主人公の高校生ショーンが惚れた同級生ニーラをくどく様子なんて童貞にしか見えないので個人的分類命名